こんにちは!
皆様いかがお過ごしでしょうか。
Jobちぇん★でCAのプロアンサーを担当しているKEIKOです。
少し時間があいてしまいましたが、最後まで読んで頂けると嬉しいです!
★【jobちぇん★】CAシリーズ
①【Jobちぇん★】コロナ禍でもCA(キャビンアテンダント)になるには?
②【Jobちぇん★】CAになるには、身長や見た目はどれぐらい関係する?
③【Jobちぇん★】CAになるための書類選考を突破するには?
④【Jobちぇん★】CAってどんな仕事?CA業務のあれこれ①
今回は、前回に引き続き、CAの仕事アレコレ②をご紹介していきますね!
目次
飛行機に乗り込んだら試合の鐘がなる!?
前回お話ししたブリーフィングが終われば、機内に向かいます。
そして、機内に乗り込んだら、お客様をお迎えするまでのカウントダウンがまります。
まず初めに、自分の持ち場の準備にとりかかります。
・緊急時に備えての備品はあるか
・搭載物品はあるか
など、速やかにチェックしていきます。
時間は限られているので、どこに何があるかしっかり頭に叩き込んで挑みます。うかうかしていると乗務員のせいでお客様をお待たせしてしまうことになるので、クルーで協力し合って準備を行います。
もちろん新人CAさんたちは時間がかかってしまうのが当たり前なので、そういう時は、ベテランCAが補佐してくれます。
①ポケットのリップでCAスイッチ!スマイルでお出迎え
準備が整えばパイロットと乗務員で最終の打ち合せを行い、いよいよお客様をお迎えします。
飛行機に乗り込んでからは一度も座る事なく準備をしている為、ポケットに口紅を忍ばせています。
そしてそのリップで身だしなみを整え、笑顔でお迎えします(最終スイッチのような感じ)。
プロですので今までの忙しさは表に出さず、あくまでも、ゆとりがあるように……です!(笑)
皆さんが飛行機に乗った時にどうかその忙しさを感じとっていませんように、、、
②ベルト着用サインが消えたら再び試合の鐘がなる?!
そんなこんなでお客様をお迎えし、安全業務を終えたらいよいよ離陸です。
私はこの離陸の瞬間が一番好きでした。
国内外問わず、何年たってもこんな大きな物体が飛び空に浮かび新たな土地へと運んでくれる、そんな瞬間のワクワク感は忘れません。
しばらくして、上空についたらサービスの開始です。
国内、国際でサービス内容は変わりますし、時間も違いますが速やかにサービスの準備をし提供します。
気流の関係で時間が短くなったりもするのでサービス時間をクルーで統一し、時間に合わせてサービスを行います。
フライト時間が短く満席のフライトでは、お客様全員に同じサービスを提供すべく実は必死にサービスを提供しているんですよ!
もしかするとCA業務は全てカウントダウン方式かもしれませんね(笑)。
③ゴールならぬ目的地が見えてきたら・・・
着陸前には速やかに片付けを行います。そして、次のフライトの準備、もしくは降機する準備をします。
いずれにしても「あるべきところにあるべきものを片付ける」これが絶対のルールです。
もし一人でも違うところに片付けてしまったら安全にも関わるし、搭載してくれる方、次便に乗務するCA、そして様々な人の迷惑になり、それが安全かつ定時へのフライトに影響を及ぼしかねません。
飛行機は決して乗務員だけで飛ばしているわけではなく、関わる全ての人の力が合わさって日々一便一便空へと飛び立っているのです。
④疲れを隠してお見送り
到着したら笑顔で皆様をお見送りします。
昔、時間の焦りからお客様をお見送りしながら次便の準備をし、注意された事がありました。
「次便があるのは私達事由であり、お客様には関係ない事。決して焦りを見せてはいけない」と言われた事があります。
私達にとっては沢山のフライトのなかの一便であっても、お客様にとってはその一便がもしかすると最初で最後の一便になるかもしれない。だからこそお客様が降機されるまでは、感謝の気持ちを持ってお見送りしましょうと。
いかがでしたか?
思っていた以上に時間との戦い、常に時間に追われているそんな感覚。ですが、もちろんフライトの長さによってはゆっくりサービスしたりお客様との会話を楽しんだりする時間もありますよ!
航空会社は東京オリンピックを目指し色々備えてきました。
しかしながら開催はされたものの、無観客試合になり本来は世界から人が集まり盛り上がるそんな祭典にもかかわらず……人が集まる事ができず、のオリンピックでした。
それでも、こんな世の中に選手や各関係者たちが感動をもたらしてくれています。
まだまだ気軽に世界を旅する事ができるようになるまでには時間がかかりそうですが、笑顔で人々が世界をまたぐ世の中に戻りますように祈りをこめて。。
まね子
「CA業務の裏側、興味深すぎた……!KEIKOさんのコラムはいったん終わりますが、Jobちぇん★のプロアンサーとして引き続きお悩み相談室にて活躍してくださいます!」
新卒で某国内航空会社に就職。客室乗務員として15年間国内線、国際線に乗務。
結婚、出産を経て育児と両立しながら乗務を行ってきたが、育児に専念するべく2020年に退職。
エアラインキャリアの経験を活かし、夢を持つ働く女性の背中を押すコンテンツ「Jobちぇん★」にてプロアンサーとして活躍中!