皆さま、こんにちは。
Jobちぇん★でCAのプロアンサーを担当しているKEIKOです。
ワクチン接種も始まりコロナ終息に向けて第一歩、となればいいですね。
そうなれば航空業界にも明るい兆しが見えると信じて!
今回のテーマは「CAになるには、身長や見た目はどれぐらい関係するのか」です。
これ、気になっている人結構多いのではないでしょうか。
今回はCAになるにはどれぐらい見た目が重要なのか、という部分を隠すことなくお話していきたいと思います。
身長は高ければいい?低いとNG?
この質問実は非常に難しいところ。
前回の「コロナ禍でもCA(キャビンアテンダント)になるには?」お話したように、CAは保安要員です。
たとえば、業務の一つに座席上の物入れが閉まっているかどうかの確認作業があります。
機材の大きさによってはある程度の身長があれば手が届く機材もあれば、座席下についているステップに登らないと届かない機材もでてきます。
この物入れが確実に閉まっている事を確認してようやく離陸着陸につながります。
なぜなら、もし離陸着陸で開いてしまい、中の荷物が飛び出して下に座っているお客様にぶつかった……なんてことがあるかもしれません。
想像するだけでも恐ろしい。。
つまりは、この物入れに手が届く必要があります。
しかしながら、身長明記をできるわけないこのご時世、どのように身長を見ているかは不明です。
もちろん基本みんなそれなりの身長ですが、低い人が0ではないんです!
面接では少し高いヒールを履いてみる、などもありかもしれません。
一説では、158㎝以上……なんていわれているので、158㎝ぎりぎりだった私の友人は、整骨院に通って、身長伸ばしていました(笑)。伸びるのかな?
CAの試験を突破するには、決して〇㎝以上なければならない、という明確な数字はありません。
美人じゃなきゃCAになれない?人の見た目は十人十色で基準はない
見た目って人それぞれ。
もちろんミス〇〇なんて人もいないわけではないですが、かと言ってCA全員が絶世の美女なんてこと、あるわけがないです。
可愛い人、美人な人、愛嬌がある人、可憐な人……何をもって“可愛い”、“美人”というか、この物差しは人それぞれ。
もし、自分に自信がないならば、街にいる人を観察してみてはいかがでしょう。
どんな人がステキに輝いているでしょうか?
「みんな違ってみんないい」(by 金子みすず)。
CAという雰囲気が「美人」「可愛い」「可憐」などと印象づけているのであれば、それも人の感じ方でバラバラですよね。
要は、美人でなければ受からないとか、綺麗じゃないと就職できないということはないのです。
結局、美人や綺麗などという印象は誰がどう感じるかによって全く違いますし、雰囲気や印象の問題が大きいのです。
雰囲気や印象、立ち居振る舞いや表情などの+αの部分が何よりも大切です。
第一印象をあなどるなかれ
人の見た目について“十人十色”なんていいましたが……とはいえ、明確な基準がないと不安ですよね。もちろん私もそうでした。
「あの人綺麗だな~」
「スリムで細いな…脚長いな・・・」
「制服かっこよく着こなしているな」
なんて羨ましく思ったものです。
ですが、これって一緒にいるからこそ気づくことだと思いませんか?
実は、第一印象は“約3秒”で決まると言われています。
機内でのお客様との出会いはいつも「一期一会」。
笑顔と優しい言葉で話しかけてもらえたら、間違いなくその後の印象はよくなります。
自分のコンプレックスで不安になるよりも、日々素敵な笑顔で過ごせる努力をする方が建設的で有利だと思いませんか。
CAは見た目よりも「この人に接客されたい」「この人の接遇は心地がいいな」と思われることが重要なのです。
暗いからこそ盛れる⁉ 「CAという自分」を最大限に引き出す方法
それでも、コンプレックスて自信がもてないこともあるでしょう。
そんなあなたに朗報です!!
実は!
思っているより機内は暗いのです!
暗い機内ではコンプレックスがコンプレックスじゃなくなる⁉ なんてことも多々あります。
私は、チークはピンク以外塗りませんでした。
それは、自分の中でピンクが一番顔色が良く見えたからです。
そして口紅はプライベートより濃く!を心がけていました。
これも顔色や血色をよくみせ、表情を明るくしてくれると気付いたからです。
そうすることで、グっと「CAという自分」をより華やかに、より自分が思う印象に近づけました。
今度、飛行機に乗ったら一度鏡を見てみてください。
自分のいつものメイクだと顔が地味にみえたなら、、、それは機内が暗いから!
こんな風に暗さを武器に、コンプレックスを自信に変えていくこともできますよ。
高いコスメを揃える必要はありません。
いかに自分が思うCAに近づけるか、どうすれば自信のある自分でいられるのかが大きなポイントです。
高身長も美人もそこまで関係ない!CAは自分の努力と工夫で成り得るもの
色々書きましたが、私は“容姿”は、後からついてくるものだと思っています。
内面が素敵な人は外見には惑わされません。
もちろん内面・外見ともにパーフェクトな人もいるかもしれませんが、そんな完璧な人そうそういるでしょうか?
“映え”という言葉が一時一世を風靡しましたが、コンプレックスをあえて“映え”意識して強みに変えて自信につなげてみるのもいいかもしれません。
自分が思っているコンプレックス、意外と周りは気にならないものだったりしますよ!
CAになるのに、有利になるであろうポイントはあるかもしれません。
ですが、決して身長や見た目だけでCAになれるわけではありません。
もちろん、自分に自信を持つための努力はガシガシしてください。
面接や試験の際に、あなたの強い味方になってくれるのは何よりもその「努力と工夫」だからです。
「美(自信)は1日にしてならず」ですね。
まね子
「昔と違って、いまは多様化の時代。見た目や身長よりも、そこから引き出せる+αの方が重要視されるようになってきているのかも」
★次回のテーマは「書類選考を突破するには」です。
新卒で某国内航空会社に就職。客室乗務員として15年間国内線、国際線に乗務。
結婚、出産を経て育児と両立しながら乗務を行ってきたが、育児に専念するべく2020年に退職。
エアラインキャリアの経験を活かし、夢を持つ働く女性の背中を押すコンテンツ「Jobちぇん★」にてプロアンサーとして活躍中!