こんにちは、きたゆいです。
8月末からスタートしたこのコラムも今回でなんと5本目となりました!
いつもお読みくださっている皆さま、ありがとうございます!^^
前回までは、
☑音楽業界のスキルなし
☑経験なし
☑コネなし
☑ただのバンド好きOL
そんなわたしが、どうやってバンドスタッフとして裏方に入ったのかについて書いてきました。
最初はただやりたい気持ちだけで始めたスタッフの活動も、有難いことに気づけば10ヶ月が経ちました。
失敗も多々ありましたが、今では「あ~~~スタッフやっててよかったな~!」と思えるくらい楽しく活動させてもらっています。
今回は、そんなわたしがスタッフとしてどんな風に活動してきたのか、今に至るまでの経緯について、お話しします。
バンドの一員になるには~関わりの深さは4段階~
「スタッフってライブ中、客席にいるけどメンバーなんですよね。」
これは、知り合いのバンドマンが教えてくれた激エモな一言なんですが、まさにこれがわたしの目指すところです。
実際にスタッフをやってみて初めて分かったんですが、わたしはただスタッフがやれたらいいわけではなくて、その活動を通じてバンドの一員になりたいんだな……ということに気づきました。
今はまだ「バンドの一員になってる!」と自信を持って言えるほどではないんですが、着実にそこに近づけている気はしています。
……なんてことを言えるようになってきたのは最近のことで、ここに来るまでに超えなければいけないハードルがいくつかありました。
これまでの経験で言うと、バンドスタッフの活動には4つのステージがあると考えています。
① 憧れを現実にする:音楽の舞台裏に入る
② 関係性をつくる:メンバーを知り、信頼を得る
③ 役割を見つける:自分のできることを見つけて取り組む中で、自分の役どころを作る
④ 一緒に成長する:バンドの成長をサポートする中で、自分も成長する
(バンドの一員になる。ここが一番楽しいところ!)
この4つです^^
わたしの肌感覚では、③から④に至るところでようやくバンドの一員になれるイメージです。
そして、「④一緒に成長する」のステージこそが、バンドスタッフの醍醐味だと思っています。
ここからは、それぞれのステージが一体どんな感じなのか、わたし自身の経験も踏まえてお伝えしていきます☺
①憧れを現実にする:音楽の舞台裏に入る
何にせよ、まずは舞台裏に入らせてもらわないことには何も始まりません。
わたしがスタッフになるまでの経緯は前回の記事で書いた通りですが、ここが最初の大きなハードルです。
ディズニーが好きすぎてオリエンタルランドに入社しちゃった人ってたくさんいると思うんですが、わたしもまさにそんな感じでした。
バンド、そしてライブハウスが大好きすぎて、どーーーしても音楽の舞台裏に入りたい一心でスタッフになった人なので、正直最初は「憧れの世界に入れた!」というだけで幸せでした。
というのも、スタッフになると、
☑自分用のスタッフパスをもらえる
☑いつもお客さんとして来ていたライブハウスの楽屋に入れる
☑他のバンドや箱のスタッフさんに「よろしくお願いします」と挨拶をされる
☑物販も買う側じゃなくて売る側に回れる
(ファンの方から差し入れをいただくことも……!)
なんてことが普通にあるわけで……!
その世界にいる人たちが羨ましくて仕方なくて、ずっとずっと入りたかったステージ裏の世界。
「やっとこの世界に入れたんだ……!」と実感できた時には、それだけでお腹いっぱいになりそうでした。。。
②関係性をつくる:メンバーを知り、信頼を得る
音楽の舞台裏に入れたら、次はバンドメンバーとの関係性をつくらないといけません。
普通の人間関係でもそうですが、まずはメンバーそれぞれの人となりを知り、自分のことも知ってもらって信頼を得ないと何も任せてもらえないからです。
わたしの経験上、メンバーそれぞれの人となりを知る上では、こんなことを知っておくといいのではと思います。
☑メンバー間の関係性。誰が誰のことをどう思っているか?
☑メンバー間で普段どんな風にコミュニケーションを取っているか?
☑バンド内でいちばん発言権が強いのは誰か?
☑メンバー内で一番こだわりが強い人は誰か?そのこだわりは、楽曲制作、ライブ、プロモーションなど、どれに対するものなのか?
☑どんな判断軸で動いているか?何がOKで何がNGなのか?
ここまでちゃんと知ろうと思うと、当然のことながら時間がかかります。
理解していなくても活動自体はできるのですが、ここが分かっていないと後々困ったり悩んだりすることになるので(経験談)、実はめっちゃ大事なところだと思います。
なので、遠回りにも見えますが、スタッフを始めたら最初はあまり色んなことに手を出そうとするよりも、バンドから任されたことや自分ができることに着実に取り組みながら、少しずつこういったことを理解していくとうまくいく気がします。
次に、メンバーからの信頼を得ることについて。
一つエピソードをお話しします。
わたしが最初にスタッフをやらせてもらうことになったバンドAからは、スタッフを始める際にいくつかの"約束事"を告げられました。
というのも、わたしの前にスタッフをやっていた方が色々とトラブルを起こされたそうで、そうならないためにも、こういうことは守って欲しい、という話だったのです。
憧れのスタッフになれて、つい浮かれてしまいそうではありましたが、この時の約束事は今でもちゃんと守って活動しています。
このコラムで具体的なバンド名を明かさないのもこの約束があるからです。
最初の頃こそ、メンバーからはわたしの動き方を伺っているのかな~と感じることもありましたが^^;
最近ではようやく信頼してもらえたのか、未解禁の情報を教えてもらえたり、前のスタッフさんはやっていなかった仕事も任せてもらえるようにもなりました。
もしわたしがどこかで約束を破っていたとしたら、そうはならなかったと思うので、まずは人としてちゃんと信頼してもらうことの大切さを感じました。
メンバーとの信頼関係を作れてきたら、次は自分の役割を見つける段階に進みますが、ここからはまた次回のコラムでお話ししようと思います!
読者の皆さんに、クールでロックな音楽が届きますように。
それではまた!(^^)/
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OSCAの新しいMVが2本同時解禁されました!
どちらも今売れっ子の若手クリエイター陣に制作していただいた最高傑作です。
ちなみに、「愛したのは」の撮影は渋谷にあるATOM TOKYOという有名クラブを貸し切って行われました。
撮影当日はわたしも同行させてもらったのですが、「プロの制作現場ってこんな感じなんや…!」とただただ圧倒されるくらいの緊張感と本気度がビシバシ伝わってくる現場でした。
本当にいい経験をさせてもらったなと心から思います。
そんなOSCAの新MV、ぜひご覧ください!^^
■愛したのは
■雨
▼[New Release!] OSCA 1st EP.「愛したのは」▼
新MVの解禁とともに、OSCA初のEPもリリースされました!
全4曲収録。メンバー4人が1曲ずつ作曲を担当しています。
活動開始から約1年、今のOSCAとは?を表現した名刺代わりのEPです。
こちらから全曲視聴できますので、ぜひお聴きください◎
1.SoundCloud
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