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夢を諦めたくない!女子高生のお悩みに世界で活躍するコメディエンヌがアドバイス

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世界で活躍し、シルク・ド・ソレイユの正式登録アーティストでもあるプロアンサー「小心ズ ヤノミ」さんのカウンセリングルームです。

今回は18歳女子高生からのお悩みです。

自分の夢と両親の思いが一致しないというRICCOさん。

果たして、どのようなお悩みなのでしょうか。

コメディエンヌの回答はいかに。

演劇をやめたくない!でも、安定した職業につくべき…?

神奈川在住:RICCOさん(18歳)

マネトラガールのみなさんこんにちは!
初めまして。
RICCO(りっこ)と申します。

メールが送れるんだと思い、ご連絡しました。

実は私は演劇部に所属していて、将来も舞台やお芝居に携われる仕事がしたいと思っています。

ヤノミさんのことはもちろん知っています(*^v^*)♪し、ヤノミさんみたいに海外でバリバリ活躍したいという夢もあります。

女性があれだけフィールド広く活躍できるのって、本当に格好いいし憧れです!!(コラムも全部読みました!)

ヤノミさんがどのようにあれだけ海外で活躍できるようになったかがもっと知りたいと思って、僭越ながらメールをしてしまいました。

私は引っ込み思案な方なのですが、舞台の時は本当に違う自分になれているので、ヤノミさんの小心者というお話には親しみを感じてうれしくなりました(笑)

話が前後してしまうのですが、私は将来舞台やお芝居の仕事がしたいと思っています。

ですが、大学進学の際に地域の劇団に入りたいと親に話したところ、渋い顔をされてしまいました。

もちろん大学は行きますし、サークルでも劇団でも舞台に関わっていたいということを言っても・・・将来そんな仕事に付けるかの保証はないのだし、高校で最後にしたら?と言われてしまいます。

昔両親にアレグリアを観に連れて行ってもらって感激してあんなふうに人前でパフォーマンスできるってどんなに素晴らしいんだろうと思って興味を持ち始めたのに、、苦笑

確かに、両親が思う「安定」には遠い職業かもしれませんが、夢を諦めたくありません。

でも、演者でごはんを食べていけるのは一握りなことも知っています。

裏方でも企画でも楽しいことに変わりはないのですが、表現したいと思ってしまうので技術を磨きたいとも思っていて・・すみません、何が相談したいんだという話ですね。

とにかく親を説得しようと思うのですが、プロのご意見をいただければと思い、無礼を承知で長々と書いてみました。

スタッフの皆様の目に留まるかはわかりませんが(とまりますように・・!!)、どうぞよろしくお願いいたします。

続けること、楽しむこと、そして道はたくさんあることを知ろう!

yanomi

RICCOさん、
ご相談メールありがとうございます!

お返事が大変遅くなってしまいましたこと、お詫びいたします。ごめんなさい。演劇をしていらっしゃるとのこと、またコラムも読んでくださったとのこと、とてもうれしいです。

大学進学に際して、劇団に入ることを親御さまが歓迎してくださらないとのことですが、子どものことを心配する親御さまは多くの場合、大賛成はしないものだろうとも思います。

私の親は幸いにも応援してくれておりますが、若い頃は地元に帰るたびに多くの親戚から「いつまで趣味みたいなことをしているのか。早くちゃんと就職しなさい」と言われ続けました。それも私の将来を心配してのことでした。

彼らも今では応援してくれていますが、それはひとえに「彼女は決してやめないんだな」と、私の姿勢を認めてくれたのではないかと思っています。

最初からプロとして活動するのは難しいですが、日本にもさまざまなスタイルで演劇活動を続けている大人がいます。
たとえば私の親しい友人は、地元で公務員をしながら自分の劇団で活動を続けており、仕事も子育てもしながら精力的に創作をしています。

また、さまざまな地域にも若い演劇人を育成するプログラムがあり、働きながら舞台に立つ人も数多くいます。
神奈川県演劇連盟が主催している「芝居塾」もその一つです。

私も過去に講師として若い人たちにワークショップを行いました。
時にはプロにも引けを取らない公演を創り上げたりと、とても豊かに活動しています。

演劇に限らずアートというものは、どんな時代にも理解されなかったり、誤解されたりしがちなものです。コロナが蔓延し始めてから一層、アートは「不要不急」と言われてきました。

しかし、それでも世界中で数えきれないほどのアーティストが、それぞれの活動を根気よく続けており、それが多くの人の希望にもなっています。

いつもの自分とは別人になれる、そこに喜びがある、それこそがRICCOさんの才能ではないでしょうか。
道はいくらでもあります。

焦らず誠実に、自分に合った方法を模索し、「続けていくこと」が何よりも力になっていくのではないかと思います。

何しろ、人生は一度きりですから!存分に楽しんで生きましょう。
心より応援しています。

【大人気コラム 小心ズ、ワールドコメディの旅】

\マネトラでも取材させてもらいました/

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