リニューアル中のマネトラ編集部にも、続々と恋愛に関するお悩みが届きます!
自分らしさを追求する働く女性にとって、恋愛だって重要です。
今日も今日とて、女性たちのお悩みは尽きません。
本日も恋愛アドバイザー熊谷京子が相談者のお悩みをズババっとぶった切っていきます!
まね子
「セックスレスの話で再び熱い議論が展開される編集部(リニューアル作業真っただ中)……仕事せんかーい!」
【45歳女性】辛いレス。何のために夫婦でいるのかわからない……
お恥ずかしいのですが、夫との関係に悩んでいます。いわゆるセックスレスなんです。
子どもはいません。結婚当初から二人で決めて生活しています。
子どもがいないからずっと仲良しでラブラブでしょ、と友人知人からも言われますが、実際は苦しくて辛くて泣いてばかりいます。
結婚して2年ですが、結婚してから片手で数えるほどしかないのです。家でもいつも身ぎれいにしていますし、職場の人からも褒められることも多いです。
でも、夫は私に触れてきません。寝室も別です。スキンシップもありません。何度か泣いて訴えたのですが、謝罪されるだけで何も変わりませんでした。
私のことは愛していると言います。ではなぜ、私に触れたいと思わないのでしょうか。考えすぎて頭がおかしくなりそうです。子どももいない、セックスレス。私は何のために生きてこの人といるんだろうとまで思ってしまいます。
職場で仲良くしている後輩がいるのですが、私のことを女性として見て扱ってくれているのが分かるので、このままだとなびいてしまいそうです。
夫は優しいし、気遣いもしてくれます。でも、私が欲しいのは夫婦であり、男女であるという関係なのです。どうすればこの思いを解消できるのでしょうか。
チェリーさん
初めまして、恋愛アドバイザーの熊谷京子です!
ご相談いただきありがとうございます。なかなか周りの人には言えない悩みですよね。
セックスレスで悩んでいる女性はたくさんいるけど、なかなか打ち明けにくいので、悩みを共有できないというのが現実かもしれませんね。だからこそ、一人で悩んで辛さが増してしまうという辛さのループ。
まさに、セックスレスで悩めば悩むほど「寂しさ」が増してくるから辛いのだと思います。
まず、セックスレスになる原因には、いくつかのことがあげられるといわれていますのでひとつづつ分析して、チェリーさんの旦那様がどういう理由でセックスレスになっているのかを考えてみましょう!
② 結婚後の感情と関係性の変化するため
③ “老い”
④「セックスしなくていい」という価値観が生まれるから
① お互いの関心が欠如しているため
交際後、回数を重ねていくと、裸も見慣れるし、セックスも当たり前になるし、相手の反応も予想がつくようになりますよね。
当然ながらそこに新鮮さはなく、刺激的でなくなるから好奇心がなくなってくる。つまり「飽きる」ということです。
しかし、どちらか一方に原因があるわけではないと思います。人間の自然な心理や脳内物質の関係なのかもしれませんね。
そうであれば、どう解決するのか?
飽きが原因なのであれば、要は、相手に「ドキドキ感」を与えることが重要です!
夫婦だからすべてさらけ出していいというのではなく、少し、未知の部分を残しておく。そういう大人の関係を築いていくように意識するのです。
浮気をこっそりしろ……ということではなく、いい意味で秘密を抱え、日常とセックス時のギャップを持ち、すべてをさらけ出し開示するのは「セックスしているほんの一瞬だけ」。このようなドキドキ感を演出するのです。
これは一長一短ではできませんが、雰囲気やオーラをまとうことはすぐに可能です!日々の生活に、相手の知らない自分を仕込んでいく楽しさを体感してみてください。
② 結婚後の感情と関係性の変化するため
付き合う時間が積み重なると感情も変化するのは当然のこと。
最初は、愛情も”激しい”ものからだんだんと”穏やか”なものになり、2人の関係性に対しては“不安から安心”に変わっていきます。
セックスによって、相手を自分のものにしたいという支配欲や独占欲が満たされることありますが、感情が変化すると、セックスをしなくてもそれらが満たされた状態でいることができるようになります。
つまり、セックスをしなくても2人の関係が揺るがないと安心できる状態は、絆が確かなものになったということともいえるのではないでしょうか。
このパターンの解決方法は、出会った当初や付き合いはじめの頃のように、その日その日の気持ちを相手に伝えていく方法です!
実は、感情は絶対的安定という状態がないものです。
日々変化する感情と向き合い、丁寧に積み重ねていった先に、結果としての関係の安定が出来上がっていたというのが真実です。
言葉で「好き」をいっぱい伝え合うことが、照れ臭くても面倒くさくても、そこまでする必要がないと思っていたとしても、絶対に大切ですから心がけて下さい!
これからの2人を繋ぐのは積み重ねた時間よりも、今ある感情であるということを忘れないことですね。だれでも、「好き」とストレートに言われたらうれしいはず。自然と、日々そのような愛情表現ができるような関係を築いていきましょう。
③ “老い”
以前は男性も40の壁、50の崖といわれていたのが、最近は25の壁や30の崖といった人も増えているようです。
社会的にストレスやプレッシャーが増しているのと、本能が成熟していないので性欲が育っていないとも言われています。
また、セックスをしたいという欲求をほかのことで満たしている人が増えていて、娯楽の選択肢が多様化した社会になっただけともいわれています。アニメやアイドルに注がれる情熱やSNSの充実が、性欲の代わりになっているという仮定です。
古典的な性欲は干上がっていても、新時代の欲望が生まれているので、欲望の総量としてはそんなに変わってはいないという、現代の文化がここにも反映しているといえるのかもしれません。
このパターンの解決方法は、ズバリ「本能を刺激する」こと!!
世の中が平和になると動物的本能が成長しにくくなります。動物的本能は、生命を維持するために危険回避や敵との闘争といった選択をしていくことで成長しますので、擬似的にそのような状況を作ると効果的です。
具体的には自分でコントロールできない自然の中に身をおくアクティビティをしてください。たとえばサーフィンや山登り、テントを地べたに張って過ごすキャンプなどですね。
自然の中にいてこそ、人間に備わっていた本能が成長していきます。その時はもちろん、携帯やパソコン、漫画など興味が他へ向くものを持たないでくださいね。
彼に意欲がない場合は、そのような場所に、純粋にそのスポーツや行為を楽しみたいという誘い方で連れ出してみましょう(あくまでも自然に連れ出してくださいね)!
④「セックスしなくていい」という価値観が生まれたため
実は、性的同意の観点からみると、「セックスして当然だ」という考え方は危険です。この考え方は性暴力を生み出す土壌にもなります。また、“性欲が男らしさを示す”というのも固定観念にありがちですが、昨今それも否定されるようになりました。
セックスすることが当たり前じゃないという価値観が、多様性の中のひとつとして認知されたので、セックスしたくないという本音を言いやすくなっている環境があります。
その背景で、セックスをしないことで罪悪感を抱かないで済むし、セックスしなきゃいけないという義務感からも解放されているので、実は、一部では良い変化だと歓迎されているそうです!
このパターンの解決方法としては「触れ合う事から習慣化する」ことです。
さまざまな価値観を認め、それぞれの生き方を尊重することは重要です。しかし、人間の根源的な喜びは、触れ合うことにあるというのは揺るぎない事実で、とても重要です。
日本人は大きくなってしまうと抱きしめ合う習慣がなくなってしまいます。言語じゃないところで喜びを感じる大切な行為は「ハグ」や「手をつなぐ」などのまさに肌と肌の触れ合いです。
その大切さを再認識し、毎日触れ合うことが幸せであり大切なことだと知ることです。着衣のままでもいいですから抱きしめ合う習慣を作って下さい。
どうですか?チェリーさんに当てはまる原因はみつかりましたか?
それでも、ここまで努力しても解決しないのであれば、離婚という選択肢もゼロではないのではないかと私は思います。その決断の前の、会社の同僚との行為は、いわゆる「違反」になるので、おすすめしません。あとで、チェリーさんが辛くなるだけです。
現に、「性的不満」を原因とする離婚が増加している点も見逃せません。セックスレスが離婚の原因となることは広く知られつつありますし、それ以外にも「性的嗜好の不一致」が原因で離婚が認められることもあります。
結婚2年目で、お子さんもいらっしゃらないので、離婚という選択肢も、自分らしく生きるひとつの選択肢であれば前向きな決断でもあると思いますよ。その上で同じ価値観を持つ人と共に過ごす。
「これからの自分の人生をどう幸せに生きるのか」
まずは、①~④まで実践してみて、セックスレスが少しでも解消され、旦那様とともに幸せに生きていくことが一番だと思います!
しかし、一方で問題が解消されず、チェリーさんがずっと悩みながらさみしい思いをしながら生きていくのはそれは幸せな選択ではないと思います。
旦那様も人間です。いろいろと感じることや考えることもおありなのかもしれません。幸せな日々を過ごすためにも、夫婦ですから、遠慮なく話し合いをして、性生活についても一緒に考える。
日常生活と同じく、性生活においても「相手を思いやること」を大切にするという価値観を確認することも大切かもしれませんね。
チェリーさんが寂しい思いをせずに、いつも笑顔で幸せに生きていけることを願っています。
どうしても難しいなら、自分の幸せを第一に考えて行動すべし。
心身共に満たされる幸せを諦めるべからず。