若々しさを保ちながら、大人の女性としての魅力が開花する30代。
社会人として自信がついてくるのと同時に、結婚や出産など新たなステージの選択も増える彼女たち。
自分がこれからどう生きていくべきか、迷いと決断が多い30代女性たちの「働き方」と「生き方」をリアルに紹介するコンテンツ。
京都大学大学院在学中に高校理科教員の免許を取得し、卒業後は積水化学工業株式会社で研究開発を行ってきたバリキャリLady。
2人の子どもの子育てを通じて、子どもの教育について関心が高まり、理科実験教室ハマリカラボを開講。
これからの時代を担う子どもたちにとって「本当に必要な教育」伝えながら、人材育成のためのコーチングも行う彼女のLife Styleとは――。
目次
濱野 直子のLife Style
▶濱野 直子
〇1982年生まれ、大阪在住
〇男、女の2児の母
〇ハマる理科実験教室「ハマリカラボ」代表
■ バリキャリLadyが気付いた本質的に必要なこれからの教育
京都大学大学院卒業後、積水化学工業株式会社で研究開発を行っていた忙しい日々。
結婚や出産を経て自身の子どもの成長へ思いを巡らすうちに、我が子だけでなく社会の宝である全ての子どもたちの成長の大切さに気付いた。そこから自身の経験を活かして理科実験教室「ハマリカラボ」を開講。
ラボの教育理念に賛同する教育機関が続々と増え、各教育機関などでの公演やメディアの取材も増えている。
まね子
自身の子育てを通じて「未来を生きる子どもだちにとって、本当に必要な教育」にたどり気付き、ラボに情熱を注ぐようになりました
■AIが発達していくなか、「生きる力」を求められる時代に
情報が氾濫し、簡単に欲しい知識を入手してしまえる昨今、本質的な「考えること」「行動すること」「失敗すること」の機会が大幅に減ってきています。
AIがますます世の中を動かしていく未来では「人間の生きる力」が何よりも重要と直子さん。
将来を担う子どもたちが夢や希望にあふれた生き方ができるよう、ハマリカラボを立ち上げた背景を伺いました。
まね子
ハマリカラボでの教育理念やモットーなどを熱く語っていただきました
次世代を形作っていく子どもたちの成長に必要なものとは
「私はきっかけを提供しているだけで、あとは子どもたちが好きに、自由に課題に取り組んでいます」と笑う直子さん。
子どもたちは手を動かしながら「こんにちはー!」と元気よく挨拶してくれました。
堅苦しい雰囲気は一切なく、あーでもないこーでもないという子どもたちの楽しそうな声をBGMにお話しを伺いました。
まね子
ご自身の子育てをきっかけにハマリカラボを開講されたんですよね!ラボではどんなことを学ぶのでしょうか?
直子さん
ハマリカラボでは、理科実験を通して「真に活きるチカラ」を伸ばすことに重きを置いています。
直子さん
内容は完全オリジナルなカリキュラムで、料理や掃除、季節の移ろいなど身近にある楽しいテーマから、理科の神髄に触れ、楽しみ、夢中になるカリキュラムです。まさに、「ハマる理科」です^^
まね子
実験を通して「真に活きるチカラ」を身に付けるというのが面白いですね!また、テーマが身近なのがいい
直子さん
そうなんです。さらに言えば、私は答えを教えることがほとんどありません。例えばケーキを作ってみよう!というテーマにしたとき、何をどれぐらい入れるのか、スポンジを膨らますための材料は何か、砂糖の量はどのぐらいが適正か、などなど完成までの過程や取り組みはすべて子どもたちに任せています
まね子
おぉ!となると、もちろん美味しくなかったり失敗したりも……ありますよね?
直子さん
はい、もちろん!子どもたちにはどんどん失敗してもらっています^^ ハマリカでは失敗から学ぶこと、トライ&エラーでどんどんチャレンジすることが大前提。
直子さん
そうすることで疑問がスルスル生まれてくる。「スポンジが膨らまない原因は?っていうかそもそもなぜこの粉で膨らむの?」「砂糖ってなんでこんなに種類があるの?何が違う?」「焼き時間を早くするには量を減らせばいいんじゃない」とかそれはそれはいろいろな疑問や意見が飛び交います
まね子
すごい!ケーキ作りが自然に理科の実験、研究につながっていますね
直子さん
ケーキ作りは一例ですが、楽しみながら成功へ導くための「論理」を自分で見つけられるようになるんです。加えて、その過程で物事の本質を見極めるチカラも身に付きます。
直子さん
現に、ハマリカに通う子どもたちは「わからない」と言わなくなりますよ^^ 調べようと動き始め、友達の発表を聞いて「あ!」とひらめき再び考え始めたり、質問も具体的になってきますね
まね子
素晴らしいですね!こんな授業なら理科や学ぶことが大好きになりそうです!直子さんの考える「真に活きるチカラ」についてもう少し詳しく教えてください
人が進化していくために不可欠な「大きな3つのチカラ」
将来を担う子どもたちに必要な「真に活きるチカラ」を育むため、ハマリカラボで新しい理科教育を発信し続ける直子さん。
その真に活きるチカラを紐解くと、「大きな3つのチカラ」から成り立っていると話してくださいました。
彼女が考える「大きな3つのチカラ」とはいったいどのようなものなのでしょうか。
直子さん
真に活きるチカラを養うために必要な要素が「課題発見力(気付き)」「論理的思考力(考え)」「問題解決力(実行)」の3つであると考えています。
直子さん
知識や教養が大切なことは言うまでもありませんが、そこで終わるのではなく、その知識と教養を使いこなしアウトプットすることが重要です。3つの大きなチカラを意識しながら学ぶことで「真に活きるチカラ」が養われるんです
まね子
3つの大きな要素が重要だと思う背景には、どのような理由がありますか?
直子さん
昨今AI(人工知能)の普及が広がり、社会を支えるものになってきました。今まで人がやっていたことをAIが担うようになり、改めて人の役割や仕事は何なのかという部分に重きを置かれる世の中になっていきます。
直子さん
AIが活躍する未来で活躍できる人間には何が求められるのか、AIが日々アップデートされるならば、人もまた進化し続けることが大切だと感じています
まね子
3つの要素からなる「真に活きるチカラ」は、新しい未来で生き抜くための進化に必要不可欠なものなんですね!
未来の日本を支える子供たちに、充実した理科教育を提供し続けたい
AIの共存が当たり前な次世代の日本。
未来を形作る子どもたちにとって、自分にしかできないことを見出し、育むチカラを身に付けることはマストであることを話してくださった直子さん。
ハマリカラボでの教育を通じて世の中に伝えたいこと、今後の人生の展望についても伺いました。
まね子
ハマリカでの学びなら、理科はもちろん、学ぶこと自体がとても楽しいものになりそうです^^
直子さん
子ども主体の学び教室では、子どもが嫌煙する勉強スタイルではないにも関わらず、ハイレベルな理科も自然と身に付きます。
直子さん
そして、学びが楽しいと感じた子どもは、他教科に対しても学ぶ姿勢が自然と身に付くんです。ハマリカに通っている子どもたちの積極的な学びのサイクルにビックリされる保護者の方もとても多いですよ
まね子
大人にうるさく言われて仕方なく勉強するのではなく、主体性をもって学ぶことが身につくんですね。私も通いたいです(笑)
直子さん
本来、学びは人間にとって楽しいもの、生きる糧になるものです。頭が柔らかく、学びに苦手意識を持つ前に実験を通じて子どもたちのチカラを伸ばしていきたいですね
まね子
熱い理念を語っていただきありがとうございます!今後の目標や展望をお聞かせいただけますか
直子さん
子どもたちがのびのびと学ぶ環境を保守したいため、ハマリカでは1クラス5名までの少人数制にこだわっています。有難いことに様々な教育機関から公演や実演、開講のご依頼がありますが、中途半端な講師を雇って子どもたちの伸びしろを止めてしまうことはしたくありません。
直子さん
ですが、ハマリカのプログラム内容をたくさんの子どもたちに提供したいとは強く願っているので、現在は上記をきちんと理解・把握して実践できるプロ育成にも力を入れています!
まね子
住んでいる地域やエリアでハマリカに通いたくても通えないというのは残念ですもんね。それでは最後に働くママたちに応援メッセージをお願いします!
直子さん
働く母親はとにかく多忙なので優先順位を意識し、できないとこは最初からしない選択をとることも大切です。今日は洗濯しないとか。皿洗いは明日にまわすとか(笑)
直子さん
そして一人の人間として自分の人生をしっかり自分で立つことを意識してみてください。自分の意志や希望を他社の価値観で曲げないこと。一社会人として、母親として一緒に頑張っていきましょう
理科実験教室「ハマリカラボ」って?
ハマリカラボは、科学者が教える子どものための理科実験教室です。
☑子どもも親も理科や化学が楽しくない、難しいと考えている
☑論理的思考を育んであげたい
☑課題解決力を身に付けさせたい
☑子どもの自発的な学習サイクルを促したい
☑何を学ばせて良いのかわからない、教える自信がない
☑塾とは違うスタイルで学びの機会を持たせたい
上記に当てはまる方も多いのではないでしょうか。
ハマリカでは子どもたちが自ら考え学び、解決に向けて行動する力を引き出し強化します。
楽しくて夢中になるうちに、難しい問題にも挑戦したくなるように、子どもたちの欲求をうまく引き出すプログラムで行います!
理科がどれほど楽しいか、また私たちの暮らしにどれだけ密着したものであるかを、理科を追及した科学者たちは知っています。
自ら学び、最先端の研究を行ってきた者が指導するからこそ、活きた理科教育が出来るとハマリカラボは考えています。
子どもたちが興味を持つような教材を一緒に作成したり、自由な取り組みスタイルでトライ&エラーを繰り返していくことで、子どもの自主性や学習スタイルを楽しみながら身に付けていきます✨
端的な講義や授業形式よりも、生活に紐づいた内容で教えることもハマリカの特徴です。
いつも家の中で「なんで?どうして?」とママやパパに聞くようにのびのびと学んで欲しい。
授業の雰囲気や他の子の視線に遠慮することなく聞くことができるなど、リビング学習のようなリラックスした空間にこだわります。
たとえば日頃、子どもたちを支えるお母さんのお料理や家事は化学そのものです。
✨素材を切ったり煮たり焼いたり様々な調味料を適正量に調節して使う
✨染み抜きやアイロンで作業前後で生まれる変化
✨電球や電池の交換で起こる反応
などなど、日常生活と化学は実はとっても密接しています。
ハマリカではこんな風に、キッチンやリビングで大きなデスクを仲間と囲んで実験したり、ディスカッションする。
先生は母親のように愛情を持って授業をする。
だからこそ楽しいし、家のようにリラックスして学びやすい学習スタイルにこだわります。
子どもに新しい学びのスタイルを身に付けさせたい方は、ぜひ一度見学に来てみてくださいね!