育休期間をお過ごしのみなさん、お子さんとの新生活はいかがですか?
一日ごと変化していくわが子との穏やかな生活は何事にも代えがたいですよね。仕事から離れて子育てに邁進する新鮮さもあるのではないでしょうか。
しかし、育休は期間限定のもの。育休明けには怒涛の日々があなたを待っています。
仕事に復帰できるのが楽しみな人も、育児と仕事を両立するのが不安な人も、復帰は気が重い……なんて人もいて当然。
この記事では、育休明けに待ち受ける色々な困りごとや注意しておきたいポイントを取り上げています。
そして先輩ワーママの口コミからわかった、自分らしく働くアドバイスをまとめました。
可愛い我が子と仕事への復帰を頑張ろうとするママさん、最後までお見逃しなく!
育休明けに注意しておきたいポイント7つ
①保育園の生活に親子で慣れておく
あなたが職場復帰する際には、お子さんは保育園で過ごします。初めての家庭外の環境は親子どもにドキドキしますよね。
起床、朝の準備、登園、出社……と朝のルーティンは思っている以上にバタバタの連続です。まずは起床して出社するまでのフローを組み立てておいて、復帰の2か月くらい前から、早寝早起きの習慣をつけましょう。
日々の生活を保育園の生活リズムに少しずつあわせておくと、子どもも自分も比較的スムーズに園生活に移行できます。
「完全母乳の人は哺乳瓶に慣れておく」「離乳食をすすめておく」といった口コミもあるように、保育園で食事をしっかり取るためには家庭でも準備が必要です。園によって対応や環境も異なるので、自身の園の詳細を把握・確認しておきましょう。
「保育園用の洋服・用品は事前に使うと良い」という口コミも、見かけられました。子どもが慣れたアイテムを身につけると日中リラックスして過ごせるというメリットもあるかもしれません。
とはいえ小さな子どもを連れてのお買い物は大変で、コロナ禍で外出を控えている人も多いハズ。上手にネットショップを活用すれば、リフレッシュにもなって園生活の準備が楽しく捗りますよ!
また育休中にできることとして、延長保育の申込方法や、病気の際の登園基準といった保育園のルールも把握して仕事に集中できる環境づくりをしておきましょう。
②子どもの病気で遅刻・早退・欠勤が増えることを理解しておく
復帰後、育休前同様に皆勤できるのはレアケース。
保育園のような集団生活では、病気にかかることが非常に多く、親が仕事を休まざるを得ないというのが現実です。
「毎月熱出すよ!」 「年休(有休)がもう終わりそう」という恐ろしい口コミもあり……、今から心の準備やある程度の覚悟が必要ですね。
いざ子どもが体調不良になるとバタバタしがちなので、あらかじめ病気になったときのシミュレーションをしておきましょう。
先輩ワ―ママの口コミからわかった準備しておきたいことはコチラです!とても参考になりますね。
子どもに関わる対応
- 病児保育の登録
- かかりつけ医の営業時間を把握・確認してまとめておく
- 子どもが病気の際のお迎え・早退や欠勤は誰がするのか決めておく
- アイス枕や冷却シート、子どもが好む水分など看病時のストック
職場での対応
- 業務データはクラウド上に保存して、誰もが確認できる仕様にしておく
- 仕事を抱え込まず、誰にでも引き継げるようにする
- 周囲へのホウレンソウは常日頃から積極的に行う
- 早退や欠勤の場合の対応方法を確認して相談しておく
- テレワークへ切替する
③職場環境の変化に適応していく必要がある
産休・育休の間も、職場は常に変化しています。「物の置き場所やシステムが変わっている」 「担当者が変わって新しい人員が参画している」は育休定番あるあるです。
休んでいた間のカンを取り戻すまでには想像以上に時間がかかるケースも考えられますし、「同僚が昇進している」 「上司が年下になっている」などキャリアアップしている同僚の姿にショックを受けることもあるかもしれません。
復帰前から職場とコミュニケーションをとることで、不安感や不明点を少しでも減らして育休前の常識をアップデートしておきましょう。
④ビジネススキルの低下を挽回する必要がある
「子どもと話してばかりだったから敬語が出てこない」 「ショートカットキーすべて忘れた」の口コミからわかるように、職場から離れるとあっという間にビジネススキルが低下してしまう場合も。
「仕事の早かった先輩が育休明けにポンコツになっていた」というシビアな意見もありました。現実を目の当たりにするとショックを受けることもありますが、意外に周りはそんなに気にしていないことが多いです。
深呼吸しながら「今は同僚と差が開いてしまうことは仕方がない!」「できることを一つずつ確実にこなしていこう」と気持ちを切り替えましょう!
わからない事はすぐ聞いたり、フォローしてもらったらお礼をいったりと積極的に仕事に取り組む姿勢を見せることがベスト。
逆に下手に取り繕ったり知ったかぶりをすると、何か問題が起こった場合、大きなトラブルになってしまうこともあります。
職場の人たちは、そういう素直さや謙虚さもしっかりみています。仕事も育児も一生懸命頑張っていれば、ほとんどの人があなたの味方になってくれるはずですよ!
また、職場復帰すると日々のタスクをこなすのに精一杯で、キャリアアップ・スキルアップの時間を確保するのも難しくなります。育休中に自分の勉強時間を作ることもおすすめです。
⑤収支バランスとマネープランの見直し
苦労して育児・仕事を両立させた成果であるはずのお給料(収入)は、少しでも多いと嬉しいし達成感がありますよね。しかし「育休後、思ったほど収入が増えていない」と実感することも予想されます。
具体的な原因を確認してみると、下記の意見が多くみられました。
- 時短勤務や部署移動などで業務量をセーブした結果、給与支給額が減った
- 標準報酬月額が育休前の給与額を基準にしているため、社会保険料が割高になる
- 外食やお惣菜の購入、シッターや家事手伝いなど予想外の支出が増えた
- 有休を使い切って無休で欠勤することが多い
- 食洗機やお掃除ロボットなど時短家電を購入した
- 保育園のお着替えが多くて子ども服をシーズンで買い足している
家事や育児にかける時間が少なくなる分、一定額の支出の増加はやむを得ないでしょう。むしろ家事・育児・仕事を両立させるためと割り切る時期でもあります。
いくらまでなら支出増加できるのか、許容額を決めて家計管理してみるのもオススメです。
家計バランスが過度に変化した際は、支出科目を見直してみたり、家族で家計会議をしてみましょう。
保険や携帯電話といった固定費をセーブまたは見直すには、FPに相談してみるのもよいでしょう。
⑥家族間での家事・育児分担は必須!
育休中は、家事育児はママが役割を担っていることが多い家庭もあるでしょう。しかし職場復帰後には、以前のように家事・育児を一人で取り組むことはかなり難しく、パートナーや家族、外部サービスの協力が必須です。
「お迎え要請はママだけなの?」 「パパが家事をしっかりやらないから戦力外通告した」とワーママたちの怒りの口コミも多く、分担の不平等感はケンカのもとになりやすいので要注意です!
口コミでも多かった家事・育児分担のポイントはこちらです!
- 優先順位をつけて、出来ないことはあきらめる(割り切る)
- ミールキット、時短家電で家事時間を短縮
- 家が散らかっていても、週末片づければOK!
- 送迎や病欠時といった復帰後に増える育児の担当も忘れない
- できる時にやればいい、みんなが元気で笑顔で暮らすことが最優先
子どもとの生活は思い通りにいかないことが当たり前です。何事もパーフェクトを目指さず、必ずやらなければいけないルーティーンワークの役割分担を決めておきましょう。
⑦子どもを預けて働くことへの罪悪感との戦い
これが一番多かったのではないかと思うぐらい見かけたのが「罪悪感」との戦いです。
「保育園に預けるときに泣かれて辛い」は育休明けの定番口コミです。愛するわが子の涙は、育休明けの不安定なメンタルに追い打ちをかけますよね。
ずっと一緒に生活していた子どもと離れることは心細いですが、母親が動揺していると子どもも不安になってしまいます。「お仕事終わったら迎えに来るね」と普段通りの笑顔でスッキリ送り出しましょう!
子どもは思った以上にタフに成長していくので、保育園と子どもを信頼して、子どもと離れた時間を有効に使いましょう。
また、せっかく復帰したのに遅刻・早退・欠勤が続くと職場にも関わっている人たちにも、申し訳ない気持ちを抱いて罪悪感で押し潰されそうになることもあります。
一生懸命頑張りたいのにままならない日々、頭を下げて職場の人々やお客様に頭を下げてどうしようもないモヤモヤを抱えることもあるでしょう。
口コミからもわかるのは「仕事で忙しくて、子どもにつらくあたってしまった」 「子どもを他人に預けて申し訳ない」と、子どもと仕事の両立にはジレンマが少なからず生じるということ。
子どもへの寂しい気持ちも認めつつ、職場への相談やホウレンソウも積極的に行えば必要以上に罪悪感を感じなくていいのです。
自分が子どもを預けて働いている理由を見失わずに、あなたの選んだ道を貫きましょう。
仕事が終わったら、色々な話をしたり遊びに付き合ったりと、子どもと上質な時間を共有してお互いに強く成長していきましょうね!
最初の1年を乗り切れ!必ずひと回り成長した我が子と自分に出逢えます
育休明けに注意しておきたい働くポイントを7つにまとめて紹介しました。
復帰を考えているママは少し不安になりましたか?既に復帰を果たしているママは激しく同意する項目もあったのではないでしょうか。
どのケースもドキッとしてしまいますが、事前に知識をつけて準備しておくことでダメージを少なく乗り越えられることが可能です。
最初の1年を乗り越えたら、必ず心身ともにひと回り成長した子どもと自分に出逢えます。
- 3才になるころには驚くほど保育園から呼び出しなくなって休まなくなった
- 2歳まではしょっちゅう呼び出し&休んだ。免疫がつく期間だと思って乗り切った!年少ぐらいから子どもも私もすごく強くなったよ
- あんなに泣いていた我が子。今では「早く保育園いこ!」と毎日楽しくお友達と遊んでくれていて成長を感じる
- 保育園の行事が成長を感じられて楽しいし、仕事復帰できてより生活にハリが出ています
- 子も自分もそれぞれの時間がめっちゃ大事だと思う。頑張ってよかったよ
いかがですか。先輩ワーママたちのリアルな声は、何よりも励みになりますよね。みんなそれぞれ不安のなか復帰して、頑張った結果がこれらの意見なんだと思います。
育休中ののんびりした時間を堪能しつつも、順調なスタートを切れるように今出来ることを準備しておきましょう。
働きながら子育てをするワーママ、最高にカッコいいですよ!