今回からは「ヨガとダイエット」テーマにしていきたいと思います。
暑い夏、露出が多くなる季節でもあり、特にボディラインなどを気にする方も多いのではないでしょうか。
同シリーズでは「太る」とはどういうことか、上手にダイエットするにはどんなコツを抑えればよいのかを分かりやすくお話していきますね。
皆さまが自分のココロとカラダに向き合うきっかけになれば幸いです。
見た目が気になる方が大多数!なぜ、太りたくないのか
そもそも私がヨガインストラクターを目指そうと思ったきっかけは、自分自身、運動が嫌いだったことです。
でも太りたくないので「運動は習慣にしたい」そう思っていました。
だから仕事にしてしまえば習慣になるだろう、という考えだったのです。
太りたくないと思っている人は多いと思います。
さて、なぜ太りたくないのでしょう?
きれいでいたいから?
好きな服を着たいから?
いろいろあると思いますが、私は太っている自分がかっこ悪くて嫌いだったからでした。
私のように見た目を気にしてダイエットを考える方が多いですが、実は肥満は恐ろしい病につながる未病なんです。
ちなみに未病(みびょう)とは東洋医学でいう「まだ病気ではないけど、必ず近い将来病気になる状態」のことです。
肥満が未病とはどういうことか?
では、肥満が未病とはどういうことでしょうか。
わかりやすいのがメタボリックシンドロームです。
私は日本成人病予防協会の講師なので、得意分野なのですが、みなさんはメタボリックシンドロームの意味を説明できますか?
言葉は知ってるし、聞いたことあるけど実はよくわからないって方が結構多いのです(おかげ様でお仕事をいただけるので私にとってはありがたいことです笑)。
日本語にすると代謝異常症候群です。
つまり体に脂肪がたくさんつき、肥満になります。そして、その肥満によって代謝活動が異常を起こします。
これがメタボリックシンドロームです。
肥満によって代謝異常が引き起こされるって、どういうこと?って思いますよね。
詳しく見ていきましょう。
脂肪が蓄積し、代謝異常を引き起こすメカニズム
▶Aさん45歳(男性)
・サラリーマン
・体重80kg
・腹囲102cm(典型的なメタボの体)
Aさんは残業続きで疲れたので、疲れを取りたいと思いました。
そこで夕食には元気が出るもの(例えばうな重とか)を食べて、夜は10時に就寝としましょう。
正常であれば、寝ている間にカラダは食べたものを材料に修復に動き、朝には老廃物(疲労物質)を排出するように働いて、カラダは楽になります。
ところがAさんのように腹囲が大きい方は内臓周辺にたくさん内臓脂肪がついているのです。
内臓脂肪が多いとこの代謝(カラダの中で起こる様々な化学反応)の働きに異常が起こります。
食べたうな重はカラダを修復する材料にならずに、脂肪として合成されてしまいます。
つまり、さらに脂肪が増えて太っちゃうんです!!
さらにその増えた脂肪が肝臓の働きも悪くさせ、カラダはいろんなところで小さな慢性炎症を起こしている状態になります。
結果、しっかり寝たのに、疲れがとれないまま朝を迎えるのです。
しんどいな、、じゃあ明日はニンニクたっぷりの焼肉だ!
……なんてなってくると、どうでしょうか?
疲れの悪循環ですね、恐ろしや。
代謝活動が異常を起こすというのはとても恐ろしいことです。
このような正常でない状態を何年も放置して長く続くと、
☑体中に慢性炎症が広がる
☑動脈硬化を早める
☑脳卒中や心筋梗塞など血管系の命に係わる病気につながりやすくなる
☑がんもにつながりやすくなる
上記のことがわかっています。
なので、メタボ診断された方は少しでも早く、内臓脂肪を減らすダイエットが必要となります。
では、どのようにしてダイエットしていくのか。
次週は「ダイエット」のメカニズムと失敗しないコツをお伝えしていきます!
忘れずチェックしてくださいね^^
それではみなさん、素敵な一週間をお過ごしください。