マネーリテラシーを上げるために無視できないのが保険の知識です。保険は私たちの生活に密着した「お守り」のような商品ですよね。日本は特に保険大国と言われるほど保険への関心が高く、その商品数も数え切れないぐらい用意されています。
でも、保険って本当に必要でしょうか。加入している人もいれば加入していない人もいますよね。保険を考えるにしても、正しい知識がないと加入の検討すら難しい場合もあります。まずは、保険に対する正しい知識と基本を押さえることが大切です。
あなたも "なんとなく保険" に加入していませんか
たとえば、いま保険に加入している人でこんな状態になっている人はいませんか。
・必要だと思って保険に入ったのに、気づけば家計を圧迫している
・保険屋さんに進められるがまま入ったけど、どんな保障がどんな条件で確約されているのか分かっていない
・親から名義を引き継いだだけで、内容は詳しく分かっていない
・払えそうな保険料で、それっぽい商品名の保険を選んだ
・友人が入っているものと全く同じものを選んだ
・入ってないと何となく不安だから、一番安い保険料の保険にとりあえず加入した
上記に当てはまっている人は割と多いです。これらに当てはまる人に共通することは
✔なんとなく不安
✔少なからず保険は必要と感じている
✔自分ではよく分からないから勧められたとおりにする
✔保険は難しいと感じている
✔親に言われるとおりにしている
✔結婚や妊娠、出産で家族が増えたら入るものと思い込んでいた
このようなパターンが挙げられます。これは決して珍しいことではなく、日本人に多いケースとも言えます。言うなれば、「なんとなく保険という商品に加入している」イメージです。せっかくお金を払って保険に加入しているのに、その商品が"なんとなく"なんてもったいないですよね。
まずは、自分を知ることから始めよう
保険と聞くとどうしても難しいイメージを持ってしまいがちです。それは、保険の商品があまりにも多く、難しい専門用語などが並んでいて説明されてもよくわからないという概念があるからです。だからこそ"なんとなく保険"を選んでしまうのです。
日本の保険は充実している分、複雑で難しいのは事実です。でもほんの少し、正しい知識さえ持っていれば自分にとって保険が必要かどうか、自分に合う保険がどんなものかを簡単に理解することができます。
保険を知るにしても、選ぶにしても、まずは「自分を知る」ことから始めることが大切です。自分の現状を可視化してみると、意外と気づくことが多いですよ!おススメは今の自分のプロフィールを作ることです。
✔性別、年齢
✔仕事の有無
✔家族構成
✔趣味、特技、取り組んでいること
✔病気の有無
✔生活習慣(飲酒、タバコ、食生活、運動等)
✔心配事、不安事
✔月収、年収額(パートナーの額含む)
✔貯蓄額
✔毎月の収支(パートナーや家族の収支)
✔将来の夢、展望
まずはこれを書き出してみましょう。今の自分がどんな状態なのか、紙に書きだすだけでクリアになることが多いです。客観的に自分の現状を知ることで「いまの自分」と「これからの自分」が明確になり、そのうえで「何が必要」で「何を備えておけばいいのか」がハッキリします。
保険のキホンは意外とシンプル
自分のプロフィールができたら、保険のキホンを押さえたようなものです。確かに、保険商品は数が多く内容も複雑ですが、保険自体の考え方は実はとてもシンプルです。
保険のキホンは「自分が主体であること」です。自分のいまに必要なこと、これからのために必要なこと、そしてそのために何を準備して備えておけばいいのか。
これが分かっていれば保険の有無も選択もはるかに簡単になりますよ!
紛らわしい情報や不確かな不安に振り回されず、まずは自分のプロフィールを作ってみましょう。そしてそれを手元に置いて、保険が必要かどうか、自分に合う保険は何かを考えるようにしましょう。