ユウコが旅する世界の教育あれこれvol3.~ベネズエラ編~

アンデス ユウコが旅する世界の教育あれこれ

Hola!!
こんにちは。「ことばのき」代表の西 悠子です。

連載コラムもVol3.になりました!

Vol1、Vol2は☟コチラ☟から読んでいただけたら嬉しいです!

ユウコが旅する世界の教育あれこれvol1.~イタリア編~
ユウコが旅する世界の教育あれこれvol2.~タイ編~

CAや海外ボランティアで世界中を飛び回っていた20代!

行く先々で各国のオモシロイ風習や日本とは違う教育を見てきた経験を活かして、子どもたちの学びの風景や背景を当連載でゆる~く(ここ大事!)お伝えしています♪

私の個人的感想も入っているのであしからず。気楽に楽しんでもらえればと思います。

さて、今回の旅先は南米の「ベネズエラ」

どんな国でどんな教育事情なのでしょうか??

自然豊かな国「ベネズエラ」

南米 地図

Vol.3は、あまり知られていない国だと思いますが……南米の”ベネズエラ”について書いてみました♪

みなさん、そもそも“ベネズエラ”って国、ご存知でしょうか?(笑)

南米大陸の北部に位置しています。

日本ではニュースもほとんど流れないし、あまりなじみのない国ですよね……。

私にとっては、20代のころ海外ボランティアで2年間住んでいた大事な国です。

ベネズエラ地図
▶引用:世界料理マップ

“ベネズエラ”という名前は、原住民インディヘナの水上生活をみた探検家が、イタリアの”ヴェネツィア”に似ているという事から”ベネズエラ”という名前がついたとのこと。

日本とは少し遠いところにあるような国ですが……

「エンジェルフォール」
「ミスユニバース」
「マラカイボ湖」
「横浜DeNAベイスターズ監督 アレックス・ラミレス」
「石油埋蔵量世界1位」

と言えば、少し身近に感じていただけるでしょうか。

魅力あふれる土地と人々

なかでも、世界遺産にもなっている世界一高い滝「エンジェルフォール」はテレビなどで見たことがある人も多いはず!

実はベネズエラにあるんです!

エンジェルフォールに行くには、首都のカラカスから、飛行機を2回くらい乗り継ぎ、さらに、そこから3日くらいかけて寝泊まりしながら、原住民の漕ぐ船で川を上り、ようやく到着するという、まさに“秘境”にあります!

エンジェルフォール

その自然の壮大さは言葉ではいい表せないほど。

アンデス山脈もあり、カリブ海もあり、あとはミスユニバースもたくさん輩出している美人が多い国、ベネズエラ。

また、南米ですが、サッカーではなく野球が強いです。

そして何より、石油埋蔵量第1位という本当に資源が豊かな国なのです!

日本は中国の中にあると思われている?

カリブ海

そんなベネズエラからみた日本は、というと……「中国の中にある日本」だそうです。(笑)

よく、「日本は中国の中にあるんだろ?」と聞かれました。(違うし!)

道を歩けば、「China!(=中国人の女の子)」とよく声をかけられました。(違うし!!)

ただ、日本人は、お行儀がよくて、経済大国でとてもすごい国だといういいイメージは持っていたようです。

まあ、つまり……お互いあまり興味のない国同士なのでしょうか?(笑)

貧富の差=教育格差

プライベートジェットとスラム街 バリオ

そんな日本とは少し遠い感じのするベネズエラですが、一言でいうと「貧富の差がすごい」です(南米はどこもそうですが、、)。

初めて現地に到着したとき、首都のカラカスには高層ビルが立ち並び、高速道路が通っていて、飛行場にはプライベートジェットがたくさん並んでいて……まるで先進国のような風景に「あれ?私ボランティアに来たんだけど……??」と思ったほど。

しかし、一旦、少し外に目を向けると、足を踏み入れるのも危険だと言われているスラム街(スペイン語では”バリオ”といいます)が山の斜面を覆うように立ち並び、一目見る景色からもその貧富の差が明確な国です。

社会の構造もごく一部の富裕層と大多数の貧困層がくっきりと分かれて生活していて、会話のなかで普通に「soy pobre(私は貧困)、eres rico(あなたは富裕層)」と当たり前のように使い分けているのを聞いたときは驚いたのと同時に、何とも言えない気持ちになりました。

ベネズエラの教育事情

そんなベネズエラでは6~15歳までの9年間(小学部6年間、中・高学部5年間)が義務教育にあたります。

大学教育は5年間です。

……が、社会格差は、まさに教育格差につながっているという現状があります。

いわゆる富裕層は、私立の学校に通い、授業は月曜日から金曜日まで7時間授業がしっかりと行われます。

数学、社会科学、自然科学、スペイン語、英語、宗教、道徳、絵画、体育などを学んでいます。

ベネズエラの女の子

また、最新のスマートフォンやタブレットなどのハイテク通信機器などを使った授業も展開され、放課後は

✓塾
✓英語スクール
✓校内で行われるサッカー等のスポーツ
✓音楽や絵画、ダンスの教室

これらに通うのが一般的という、日本とほとんど変わらないほど恵まれている環境です。

ベネズエラの街並み

一方で、いわゆる貧困層は公立の学校に通うのですが、公立学校は不足しているため午前と午後の2部制で、半日しか授業がありません。

設備や備品も不十分で、教科書も共有だったり、施設の管理も行き届いていないほか、労働争議により授業が休校になるなど、私立の学校には程遠い教育環境なのです。

そんななか、キリスト教が母体のFeyAlegriaというNGO団体が南米14か国で教育活動を展開していて、そこが運営するスラム街(バリオ)にある教育現場で、私はボランティアとして活動をしていたのです。

公立教育が不十分な分、NGOなどが入ってカバーしているという状況です!

だれでも医者になれる???

デモ活動

政治もかなり不安定です。

チャベス政権が推し進め、マドゥロ政権が引き継いだ「国家介入型の経済政策」の失敗により、ハイパーインフレが引き起こりました

米国の経済制裁と国際石油価格の下落も重なり、もう、経済はハチャメチャになっているみたいです。(涙)

教えていた子どもたちはもう大人になっていますが、多くの子たちが近隣諸国に逃げたりしています。

「日本に行くにはどうしたらいい?」と相談されたことも……。

それでも、一時は、貧困層よりの政策のため、貧困層出身でも大学に進学することができるようになっていたようです。

しかし、驚いたのは、国家資格がない?ということ。

法学部を卒業したら、みんな弁護士。

医学部を卒業したら、みんな医者。

教育学部を卒業したら、みんな教師。

なんとも……(笑)

いいのか、わるいのか……^^;

日本からすると考えられないようなことが普通に起こっている国、と言ったらいいのかもしれませんね。

アンデス

……と、悪いイメージがついちゃったかな?

しかし!!

最初に戻りますが、アンデス山脈あり、アマゾンあり、カリブ海あり……と自然豊かでとても素敵な国です!

政治が安定して安全が確保されるようになったら、ぜひ、行きたい国リストにいれてみてください^^

私も、写真を見ていたらまた行きたくなってきました~。

では、今回はこの辺で♪
Ciao!

ことばのき
国語専門幼児教室「ことばのき
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