ユウコが旅する世界の教育あれこれvol2.~タイ編~

タイ料理 ユウコが旅する世界の教育あれこれ

สวัสดี ครับ/ค่ะ!(サワディカー)!
こんにちは。「ことばのき」代表の西 悠子です。

いまは子どもたちの国語力を伸ばす教育分野にて活動をしている私ですが、実は昔は国際線のCA(cabin attendant)として、世界各地を飛び回っておりました

行く先々で各国のオモシロイ風習や日本とは違う教育を見てきた経験を活かして、子どもたちの学びの風景や背景を当連載でゆるく(ここ大事!)お伝えしていけたら幸いです。

今回の旅先は「タイ」。どんな国でどんな教育事情なのでしょうか^^

おいしいタイ料理と優しい人が魅力的な「タイ」

タイ料理

2回目は、みんな大好きなアジアの国「タイ」について書いてみたいと思います♪

何と言っても、タイは美食の国!トムヤンクンやパッタイ、ガパオライスなどなど……私、タイ料理が大好きなんです~♪

あの辛さと酸味がたまりません。今でも、子どもがいない1人ランチのときには、タイ料理レストランを食べ歩きしています!まねとら編集部のスタッフともタイ料理屋さんでランチすることが多いですよ^^

ちなみにタイのレストランでは砂糖、お酢(トウガラシ入り)、粉トウガラシ、ナンプラー(魚醬)がテーブルに置いてあります。自由にこれらの調味料を使って、自分好みの味にして食べられるのが嬉しいですね。

タイの寺院

そして言わずもがな、タイは仏教の国。タイの人々は仏教の教えをうけて、人助けは当たり前。

自分より困っている人がいれば、自分に余裕がなくても手を差し伸べるのも当たり前なんだそうです。タイ人の笑顔がとてもやさしくて癒されるのはそういう風習からきているのかもしれません。

タイの子ども

日本人にも人気の観光国で、タイの人々は日本人に親近感を抱いてくれてる様子もよく伺えます。

人生を変えた1冊の本

子供のねだん
¥660 古い本ですがAmazonで購入できます

さて、実は私、航空会社を退職した後に海外ボランティアに参加していました。そのきっかけとなったのもタイなんです。

CAに奮闘していたある日、「子どものねだん ―バンコク児童売春地獄の四年間」という1冊の本を手に取りました。フランス人のジャーナリストが、実際に児童買春の現場に入り込んで実情を取材した内容が書かれているのですが。

その本からは残酷さとリアルさがひしひしと伝わってきました。あまりの内容に、苦しくて途中からページをめくることさえできなくなったのを今でも覚えています。

私、それまであまり途上国に目を向けてなかったんです。この本を読んで、本当にそんな現実があるのかこの目で確かめたい!という一心で、フライトの合間に何度もタイを訪れ、タイの孤児院にも何度も足を運びました。自分の目で見て、感じて、考えたかったんです。

そこで気づいたのは……「日本に生まれただけでとても恵まれている」ということでした。

「人は平等ではないのだということ」を現実的に思い知った出来事でもありました。頭のどこかで分かってはいながらも、現実的に自分で目の当たりにすると何とも言えない衝撃が身を捉えて離さなかったことも覚えています。

そこで、何か自分にできることはないかと選んだのが、途上国でのボランティアの道でした。

自分の人生を大きく変える出会いとなった本なのでした。

もはや先進国!?成長するタイ

タイ近代

……と、ホッとブレイクタイムのコラムのはずが、若干おも~~くなってしまいましたね!

私にきっかけをくれたそんなタイですが、日本のODA(政府開発援助)の支援などもあり、今や、途上国という枠を脱したといわれているほどの経済発展を遂げています

1人当たりのGDP(gross domestic product/国内総生産)でみても、20年前の2000年は2,030.73USドルに対し、昨年2019年は7,791.95USドルと約20年で3.8倍にもなっているほどです。

冒頭でも触れたように日本人はタイをよく訪れていますが、日本でも最近ではタイ人観光客をよく見かけるようになりましたよね!

今後ますますの発展が期待されるタイ。そんなタイの現在の教育事情はどんな感じなのでしょうか。

タイでもお受験戦争!?

タイの大学生

タイの学校では、義務教育は初等教育6年間、中学校前期3年間と設定されています。それ以降は、中学校後期3年間と位置付けられて、代わりに職業訓練校などもあるとのこと。制度は日本と似ていますね。

そして、経済の急成長を背景に大学への進学率も年々高まっていて、2003年の時点で大学進学率は35.8%!日本の大学進学率約50%に迫る勢いだそうです。

「良い仕事につくためには、一流大学出身でなければならない」 という”超”学歴社会になっているとのこと……(汗)。

教育にもかなり力を入れている様子が伺えますね。

しかし、ここで問題になってくるのが「格差」です。上記は都市部における話なのですが、都市部から外れた地域ではこうとは限りません。

農村部ではそもそも学校が少なかったり、設備が整っていなかったりして十分な教育を受けることができません。そのため、農村部の子どもは、学歴がないため就職の幅が狭まってしまうという経済格差が生まれているのです。

タイ農村部

そんな格差もあり、悲しいことですが、児童買春の問題などはまだまだなくなっていないという現実もあります。

経済発展という明るい部分に隠れている現実に少し目を向けてみると、また違った国の見方もできるかもしれませんね。

どんな国でも、やはり何よりも「子どもたちが安全に自由に学べる環境がある」ということがとても重要なのではないかと思います。

私も教育に携わる1人の人間として、いま、自分にできることを模索しながら行動していけたらと日々奮闘しています!

それでは今回はこの辺で。

Bye!

▶紹介図書
子どものねだん―バンコク児童売春地獄の四年間

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