バリキャリOL、バンドスタッフ始めました

きたゆい バリキャリOL、バンドスタッフ始めました

初めてこのコラムをご覧になった皆さん、はじめまして!

きたゆいと申します。

わたしは今、平日はごく普通の会社でOLをしながら、週末は関西を拠点として活動する2つのインディーズバンドにスタッフとして関わっています。

……というと、これまで音楽関係の仕事や活動に携わってきた人なんかな?と思われるかもしれませんが、

☑これまでの仕事は教育・人材・福祉など音楽と全く関係のない業界
☑学生時代にバンドをやってました、みたいな経験もない
☑それどころか、小中高の音楽の授業以外で楽器を触ったこともない
☑音楽について専門的に学んだこともない
☑当然のことながら、音楽業界の知識も経験も技術も人脈もない

……この通り、音楽に関しては「好き」以外、何の武器も持っていない人でした。

そこから、色んな失敗もしながら、今ではスタッフとしてバンドの裏方に携われるようになりました。

縁あってまねとらさんにお声がけいただき連載をスタートさせていただくことになったので、

☑バンドが好き!もっとバンドに関わりたい!
☑音楽が好き!将来、音楽関係の仕事に就きたい!
☑音楽業界の知識やスキル、経験はないけど関わってみたい!
☑音楽やバンドには詳しくないけど、マーケティングやプロモーション、デザインなどのスキルを生かして何か面白いことをやりたい!

こんな想いを持っている人たちが音楽の舞台裏に携わるはじめの一歩になれればな、とパソコンに向かっています。

何の武器も持たずに始めたバンドスタッフの活動

パス写真

今回は、わたしが音楽やバンドにのめり込むようになったきっかけや、色んなバンドの活動を見る中で感じていた疑問についてお話ししていきます!

……そもそも、音楽が好きで何かしら関わりたいと思っていても、何をどうすればいいのか分かりませんよね?

少なくとも、私がそうでした。

……だって、音楽に関して「好き!」だけで何の武器も持っていないのに分からなくないですか?笑

でもでも!

何とかして音楽の裏方に携わりたい!!

どうすればいいの!?誰か教えて!!状態でした。。。

 

仕事漬けの毎日が一変した、あるバンドとの出会い

OSCA

私がマネージャーをしているバンド「OSCA」。ライブ写真も私が撮影します

そもそもわたしが音楽やライブ、バンドにのめり込むようになったのは、今から遡ること5年前の春、コカコーラのテレビCMで流れていた、ゲスの極み乙女。の「私以外私じゃないの」を聴いたのが最初のきっかけでした。

大学時代まではそれなりに色んな音楽を聴いてきて、ライブも行ったりしてましたが、社会人になって仕事が忙しくなるにつれ、すっかり音楽を聴かなくなり、ライブにも行かなくなっていました。

そんな中、ふとテレビで流れていたたこの曲がどうしても気になり、YouTubeで調べて辿り着いたのが、ゲスの極み乙女。でした。

ちょうどその時期、彼らはツアーで全国を回っていて、岡山で開催されるツアーファイナルのチケットが残っていたので、ふいに行ってみたのが全てのはじまりです。

そこから約5年が経つわけですが、彼らの音楽をきっかけにわたしの生活も一変しました。

具体的にどんな風に変わったのかというと、

・定期的にライブに行く好きなバンドは20組ほど
・ライブ本数は年間100本以上
・推しのバンドのために北は北海道、南は九州まで遠征する
・遠征で東京に行くのはもはや当たり前。新幹線1時間弱で行ける名古屋と岡山は隣の県(だと思っている)
・交通費節約のために夜行バスをフル活用しすぎて、1週間で5日も夜行バスに乗っていたことも(その時は「あなた家ないんですか?」と友だちに言われた)
・Twitterで同じバンド好きの仲間とつながり、全国に友人ができる
・楽器を全くやったことないのにドラムを始める
というような、音楽漬け、ライブ漬けの日常を送るに至りました。
何の趣味もなく、ただ仕事に打ち込むだけの毎日を送っていた頃からは考えられないくらい、プライベートも充実するようになりました。
こんだけライブ行きまくってて、ちゃんと仕事してんのか??」と思われそうですが、そこはしっかり両立してきた……つもりです(^^;)
こんな風にわたしの人生がガラッと変わるきっかけをくれた「ゲスの極み乙女。」、そして川谷絵音というミュージシャンには本当に感謝しています。

バンド活動にまつわる3つの疑問

コンサート

音楽の裏側ってどーなってるの?

そんなこんなで、全国津々浦々のライブハウスに足を運び、有名無名たくさんのバンドを見てきた中で、疑問に感じることがいくつかありました。

①バンドマンは忙しい!全部自分たちでやらないといけない何でも屋

まだ売れていなくてスタッフも付いてないインディーズバンドなんかは特にそうなんですが、バンド活動ってやることがめちゃくちゃ多くて求められるスキルも幅広いのに、全部自分たちでやらないといけないんです。

楽曲制作やバンドでの練習だけでも大変なのに

・SNSやHPの更新
・動画編集やライブ配信
・物販の企画から発送作業
・ライブハウスやスタジオなど関係者の方とのやりとり
・お客さんへの対応 etc…

これだけ幅広く色んなことを自分たちだけでやるとなると、本来力を入れるべきことに取り組む時間を確保するのも難しいだろうなあ……と感じていました。

しかも、多くのバンドマンは他に仕事をしながらバンド活動と両立しているので、尚のこと大変なんじゃないかと思います( ;v;)

②めちゃくちゃいい音楽なのにもったいない!世に知られていないバンドたち

これは昔からよくある話なんですが、実際に自分が色んな(売れてない)バンドのライブに行く中で「この人たちめちゃくちゃいい曲作っていいライブしてるのに、なんで全然お客さん入ってないんやろ?」ってことが多々ありました。

売れる売れないには色んな要素が絡んでくるので、楽曲やライブが全てではないのですが、せっかくこんないい曲作ってるんなら、もっとたくさんの人に知られてもいいはずなのにな~と常々思っていました。

しかも、そういうバンドに限って、広報PRにあんまり力を入れていないバンドが多く、もったいないな〜と思うこともしばしばありました(とはいえ、前述の通りバンドマンは多忙なので、広報まで手が回せないのは仕方ない面もあるんですが……)。

③いいバンドの裏にはいいマネージャーがいる!ふつふつと湧き上がる音楽業界への憧れ

特定のバンドに通っていると、マネージャーさんなど裏方のスタッフの方とお話しする機会があったりします。

その中で、売れるバンドの裏にはいいマネージャーさんが付いているんだな、ってことが分かってきました。

メンバーそれぞれのことをしっかりと理解し、メンタル面も含めて裏で支えつつ、必要な時は前に出てトラブルに対応し、ファンへのサービス精神も忘れない……そんなマネージャーさんたちを見ていて、尊敬と憧憬の念を抱いたものです。

バンド好きが高じて音楽業界に入る人が多いことは知っていたので、わたしも裏方の仕事への憧れや、密かにやってみたい気持ちはありました。

とはいえ、わたしはビジネスパーソンとしてのキャリアは音楽と別の道を選んでしまったので、音楽を仕事にするというイメージはありませんでした

今からそういう世界に入るには、自分でバンドを始めるくらいしか方法がないと思って最初から諦めていました。

バンドスタッフをはじめた理由

「武器」はゼロ。好きが原動力。

「武器」はゼロ。「好き」が原動力。

そこから紆余曲折を経て、スタッフとして関わらせてもらえるバンドを探し出し、実際に活動し始めたのは今年に入ってからのこと。

よく「なんでスタッフやろうと思ったの?」と聞かれることがあるんですが、「消費者では物足りなくなったから」というのが大きな理由の一つです。

スタッフを始めるまでは、お客さんとして、ファンとして、消費者としての音楽との関わり方しか知らなかったです。もちろんそれはそれで楽しいんですが、音楽やライブを作る側に回れたらもっと楽しいだろうな……という気持ちがずっと心の中にありました。

だけど、どれだけやりたい想いがあったとしても、特別な技術や経験、人脈がなければ、ステージ裏には関われない……と思っていました。

だからこそ、そんな自分が今ではバンドをサポートする側に回れている、それ自体が本当に嬉しいんです。

忙しいバンド活動を裏で支えることができて、自分がいいと思ったバンドを世に広められて、裏方の世界に携わることができるのであれば、それ以上に楽しいことはない!と思ってます。

次回は、わたしがバンドスタッフをやりたい!と思うきっかけになった出来事と、そこからスタッフができるバンドを見つけ出すまでの体験談をお話ししたいと思います!

読者の皆さんにクールでロックな音楽が届きますように。

それではまた次回(^^)/

 

yanomi

きたゆい
〇平日はOLとして福祉関係の企業で広報、人事、新規事業開発などを担当する傍ら、休日は関西を拠点とする2つのインディーズバンドでスタッフ、マネージャーとして活動する2つの顔を持つ。
〇バンド活動の裏方に関わる楽しさをより多くの人に知ってもらうため、「ウラバン!」というノンミュージシャンが音楽で青春できるコミュニティづくりを始めている。

 

▼きたゆいnote▼

▼OSCAのオフィシャルYouTube▼