プラセンタっていったい何?プラセンタが女性のカラダにいい理由

クレオパトラ おしゃべり婦人科医の 「聞いて欲しいアソコの話」

みなさん、こんにちは!

レディースクリニック・サンタクルス・ザ・ウメダの藤田由布です。

前回もお知らせしましたが、1月から、所属先が変わりました!

新しい場所でもバリバリ女性の皆様のためになるよう、頑張りますよ~^^

さて、今回のテーマは「プラセンタ」です。

「聞いたことはあるし、何となくいいもの」という認識はあると思いますが、それが実際何なのかを知っている人は意外に多くありません

そこで今日は女性のカラダにとって切っても切れない「プラセンタ」についてご紹介していきたいと思います!

ズバリ、プラセンタとは「胎盤」のこと

プラセンタカプセル

「更年期障害に効く!」「美容にも効果的面!」と有名な「プラセンタ」ですが、実はプラセンタとは「胎盤」のことなのです。

そう、赤ちゃんとお母さんをつなぐ円盤状の栄養を運ぶ、あの臓器のことです。

胎盤は約700gでひと回り大きく分厚いホットケーキのようなものですが、それが10ヶ月に渡って、ひとつの受精卵を3000gほどの人間の赤ちゃんに育てあげるわけなので、栄養の塊なのは間違いなさそうですよね。

胎盤の生理作用は、胎児の細胞を増殖させ、胎児の生命維持や恒常性の維持のために「酸素」「電解質」「水分」「栄養素」を運びます。

胎児を一個体に成長させるために、細胞を増殖させ、ホルモンを分泌して、しっかり妊娠を維持させるのです。

普通に書いておりますが、これってすごくないですか?

まさに神秘

胎盤はもう、摩訶不思議な臓器でしかないのです。

この胎盤から抽出されたエキスがどうやら美容と健康に効果があるとして、美容クリニックや皮膚科や婦人科で広く使われています。

何故、美容と健康に効果があるのかは……実は未解明!?

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結論からいうと、プラセンタエキスがなぜ効果があるのかという細かい作用機序は、実は解明されていないのです。

ええー!!なぜ効くのか実は分かってない!?

そうなのです。細かい作用機序は科学的にハッキリしていません

とはいえ、プラセンタ療法の効果に関しては多くの研究成果もあり、実際にプラセンタ療法を利用した70%ほどの人が「効果あった!」というので、どうやら効いているのでしょう。

それもそのはず、実はプラセンタは厚労省が認可する治療薬であると同時に、美容やアンチエイジングにも効果があるとされています。

他にも、

・アトピー
・気管支喘息などのアレルギー疾患
・リウマチなどの自己免疫疾患
・肝臓疾患
・うつ病
・不眠症

などといった精神・神経の病気、そして更年期障害やお乳が出なくなる婦人科系の疾患などにも効果があるとされています。

プラセンタエキスの効果は、ありとあらゆる分野でとても幅広いですね。

クレオパトラの美貌はプラセンタのお陰!?

クレオパトラ

実は、このプラセンタ療法、医薬品としての歴史はかなり古いのです。

プラセンタは、紀元前400年の「医学の父」と呼ばれたヒポクラテスの時代にも医薬品として使われておりました。

また、いつの時代でも若さと美貌は永遠のテーマであり、古代エジプトの女王クレオパトラも美容目的でプラセンタを使っていたそうでうす。

ヒポクラテス

胎盤が漢方薬として初めて登場するのも、紀元前10世紀の頃です。

のちに、中国の代表的な薬物書「本草項目」(1596年)に、「紫河車」という名前で胎盤の薬効が記されています。

プラセンタ療法を紐解くと、その歴史はかなり古く奥深い神秘的な医薬品ですね。

「メルスモン」と「ラエンネック」、何が違うの?

日本では、1956年にプラセンタ注射薬として「メルスモン」が販売され、同じ注射薬として1959年に「ラエンネック」が登場しました。

どちらも胎盤抽出物エキスのプラセンタです。

自律神経のバランスを整え、ホルモンまで調整してくれて、免疫力アップや肝機能を改善してくれるプラセンタ注射です。

日本では2つの会社「メルスモン」と「ラエンネック」だけが認可されています。

【メルスモン】
更年期障害と乳汁分泌不全に保険適応がある

【ラエンネック】
「肝機能障害」に保険適応がある

胎盤は栄養の宝庫

マタニティ

人間以外の哺乳類はみんな、お産後に娩出した胎盤を本能的に自分で食べてしまいます

これは、胎盤がとても栄養豊富なので、母体の体力回復させるためだといわれています。

胎盤を食べて栄養摂取すること以外にも、母乳を出す効果もあるとされています。

胎盤に繋がっている「へその緒」も、昔は薬として重宝されていました。

子どもが病気をした時に、へその緒を煎じて飲ませていた時代もあったのですよ。

こんなに魅力的な胎盤、プラセンタ。

今回だけではまだまだお伝えしきれないので、次回に続きます!

それではみなさん、また再来週(*’▽’)

yu

婦人科医/藤田 由布(ふじた ゆう)
〇レディースクリニック・サンタクルス・ザ・ウメダ
〇ヨーロッパと日本で医師免許を取得/気軽にだれでも来れる敷居の低い婦人科つくりを目指す
青年海外協力隊でアフリカのニジェールへ赴任後、アフリカ未開の土地で10年間活動。アメリカ財団やJICA専門家などの仕事を経て、ヨーロッパで医師になり、その後日本でも医師免許を取得する実力派。メディアにも多く露出し、注目を集めている婦人科医。
レディースクリニック・サンタクルス・ザ・ウメダ/TEL:06-6374-1188
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